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【HSP自己テストあり】繊細さんが元気になる方法/まずは知ること

malonboymax

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人生を自分らしく豊かに幸せに生きていきたい。

でも「自分らしさ」というものがいったい何なのかがまずわからない。

  • なんとなく日常に閉塞感を感じる
  • いつもなにかに追われているような焦燥感がある
  • まわりの人の目が気になって自信がない

こんな感覚を抱きつつも対処の方法がわからず、けっきょく今日も家事・育児・仕事ぜんぶに全力投球で頑張り過ぎて疲弊しているあなたは実はHSPなのかもしれない。

知識を得ることで解消できる不安や悩みは決して少なくはないのだ。

この記事ではHSPが持つ特別な感性や、HSP自己テストについて知ることができる。教科書的な知識に加えて、語るも涙、聞くも涙の私のHSPな日常の実体験もいくつか紹介しておく。

また下記のようなHSP特有の性質について知識を深め、自分がHSPだと認識することで、あなたらしい人生を歩むための基本方針を定めることができるだろう。

HSPの4つの性質(DOES)
  • D⋯深く処理する(深く考える) Depth
  • O⋯過剰に刺激を受けやすい Overstimulation
  • E⋯感情反応が強く、共感力が高い Emotional & Empathy
  • S⋯些細なことにも気づく Sensing the Subtlety

現在、自分がHSPであることを自覚しているかどうかにかかわらず、ありのままの自分でいることに自信が無い繊細さんに少しでも元気になってもらえると幸いだ。

みてね!

Cくん
Cくん

「HSP」という資質は自分の人生を豊かにするための道具のようなものです。この資質の長所と短所を知って、生活に役立てることが大切だと思います。

コーチングコーチの山口由紀子さんや、HSP専門カウンセラーの武田友紀さんが活動される中で、日本でHSPは「繊細さん」という呼び名で広く知られるようになった。私も「繊細さん」というニュアンスが好きなので、勝手ながらこのブログでも積極的に使わせていただいている。

【DOES】5人に1人はHSP。その4つの性質。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)は、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が1996年に提唱した概念で、生まれつき感覚が敏感で刺激を受けやすい特性を持つ人を指す。

アーロン博士が行った調査によると、全人口の5人に1人が「生まれつき敏感な神経を持つ人」に該当するそうだ。

また、人間だけでなく馬やサルなどの高等動物も、全体の15〜20%は刺激に対して敏感に反応するということだ。種として生き延びるために、慎重な個体が生まれたのではないかと考えられている。

アーロン博士はこの気質の根底には4つの面(DOES)が必ず存在すると述べている。4つのうち1つでも当てはまらない場合には、おそらく「繊細さん」ではない。

DOESについて、例を交えながら説明していく。

D⋯深く処理する(深く考える)Depth

あらゆることを過去の似たような経験と関連づけたり、比較したりして、意識的にも無意識的にも深いレベルで処理する。さまざまな選択肢を考慮するなど、他の人が通常考えない深さまで考え、直感力に優れていることが多い。複雑なことや細かなことに目を向け、表面的なことよりも本質的なことを考える傾向にある。

例えば⋯
  • 何かを決める時、いろんな可能性を思い浮かべてしまうのでなかなか決められない
  • 過去の会話の内容を思い返し「あの時どう反応すべきだったか」と何度も考える
  • マンガのセリフにそのキャラクターの意図や感情などの背景まで想像を巡らせるので読むのに時間がかかる

O⋯過剰に刺激を受けやすい Overstimulation

人1倍気がつき処理するため、人よりも早く披露を感じやすい。大きな音や光、暑さや寒さ、痛みなどに敏感だったり、楽しいイベントでも刺激を受けすぎて疲れたり、興奮して目が冴えて眠れなかったりする。感じすぎた刺激を流すために、ひとりの時間や静かな時間が必要。

例えば⋯
  • はじめてTVゲームで遊んだ日、おもしろくて興奮しすぎて夜眠れなかった
  • 複数の仕事を同時にお願いされると、混乱して何から手を付けていいかわからなくなる
  • 他人の咳払いやくしゃみの音を不快に感じて、繰り返し聞いているとイライラする

E⋯感情反応が強く、共感力が高い Emotional & Empathy

共感力が強く、他者の意思や気持ちを察しやすい。HSPは非HSPよりもミラーニューロン(共感を生む働きをするといわれている神経細胞)の活動が活発だといわれている。事故や事件のニュース、暴力的な映画などが苦手な傾向にある。

例えば⋯
  • 何となく友人の様子がいつもとちがうことを表情から察し、自然に寄り添う
  • 上司に叱られている同僚をみて、感情移入して自分ごとのように感じる
  • 同僚に伝えないといけない業務連絡があるけど、忙しそうなのでいつ話しかけていいか迷う

S⋯些細なことにも気づく Sensing the Subtlety

小さな音、かすかな匂い、相手の声のトーンや視線、言葉の微妙なニュアンスなど、他人が見逃している些細なことにもよく気づく。気づく対象は様々で個人差がある。

例えば⋯
  • 寝室の秒針の音が気になって眠れない
  • すね毛がズボンとこすれる感覚が気持ち悪くて足の脱毛を決意する
  • 仕事から帰宅すると、妻の様子がいつもとちがう事に気づいて原因探しに必死になる

4つの性質についてなんとなくわかっていただけただろうか?

ネットでよく見聞きするような例だとおもしろみがないので、私の実体験を加えてみた。個性的すぎて逆にわかりにくかったなら申し訳ない。

このように、日常の中で私も繊細な自分の感覚を実感することがある。

「D」とか「O」とか「E」とか「S」とか、私はクソ真面目に分類しようとしてしまう性分なのだが、しかし「これはDの性質に由来する感覚だな」、「あれはEの性質に影響された体験だ」と単純に線引できないことがほとんどだ。

「4つの性質が互いに混じり合って自分のこの感性ができあがっているんだなぁ」と思っておけばいいと思う。

【あなたはHSP?】自己テストで知ろう

DOESについてざっくりと理解いただけただろうか?なんとなく自分が「繊細さん」にあてはまるかもしれないと思ったら、まずは自己テストを行ってみると良い。

HSPがもつ独特な感性は、先にも述べたように5人に1人が持つ性質なので世間的には少数派だ。周囲の人達との間に感じ方のズレを実感することが多く、「どうせわかってもらえない」と、孤独感や自己嫌悪に悩まされ、自尊心を損ないやすい。

横並び意識や同調圧力など、多数派に重きを置く日本人の国民性の中では特にそうなりがちだと私は感じる。

こういった感覚は、「生きづらさ」と表現されていることが多い。

しかし、ちょっとした考え方や物理的な工夫をすれば、あなたが抱えるその生きづらさはコントロールしていくことができる。

そのためにまずは自分自身が「繊細さん」であると認識し、繊細な感性を大切にしたままラクに生きるためのスタートラインに立つ必要がある。

梅雨の季節は雨が多いと知っているからこそ事前に傘や長靴を用意してしのぐことができるし、真夏の日照りを思えば雨は天からの恵みにも感じられる。そういうものである。

例えがヘタクソか?というつっこみは受け入れましょう。でも自分の感性は大事にしていきたいし、ここは私が自由に書ける場所なのであえて言わせていただきたい。読者の方々、読んでくれてありがとう。

そんなこんなで、ぜひ以下の自己テストをやってみて自分自身のことを知ってもらいたい。

山あり谷ありの繊細さんライフを楽しむための第1歩を踏み出す

アーロン博士のHPの日本語版にとびます

HSPの自己テストに関しては、下記のようにいろんな人が開発・作成している。

  • イルセ・サン氏/デンマークの心理療法士
  • 保坂隆氏/日本の精神科医
  • Ryota氏/HSPアドバイザー・メンタル心理カウンセラー・行動心理士

ネットで調べると、この他にも自己テストはたくさん出てくるが、とりあえず信頼性が高いアーロン博士のテストだけでいいと思う。

自己テストの目的は自分に繊細な気質があるかどうか知ることである。

アーロン博士のテストを行うだけで十分把握することができるし、あれこれいろんなテストを受けることに時間を費やすよりも、気になったHSP関連の本を読んで繊細な気質との付き合い方を身につけるほうがハッピーになれる。

経験上、私はそう思う。

自分を知ると心が軽くなる4つの理由

私が自分自身の得意や強みを知りたいと思ったきっかけは、副業で何に取り組むべきか適性を知りたかったからだ。

本を読んだり、有料の才能診断ツールを活用し自己受容自己理解を進めていく過程で、自分にはHSPという特別なスキルが備わっていることを発見できた。

私が実践した「自分探し」の具体的な方法についてはこの記事で紹介している

あわせて読みたい
【自己受容】ありのままの自分を受け入れて劣等感と仲良くなれた3つの方法
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私にとって、HSPの特性を知ることは自分を知ること。自分の取扱説明書を呼んでいるような感覚で、知れば知るほど心をおおっていた霧が晴れていき、軽やかな気持ちになった。

なにがどうなって心が軽く感じたのか、あらためて思い返してみるとその理由が4つ見つかった。

「苦手」と仲良くできる

「〇〇が苦手」、「〇〇ができない」、「〇〇がきらい」といった負の感情の居場所を心のなかに作る余裕ができた。

私の場合は、なにをするにも自分なりのプロセスを踏みたいし納得するまで手を加えたいのでどうしても人より作業に時間がかかる。

仕事に関してもそう。

「作業が遅い」、「臨機応変が苦手」でどうにかしたいけどけっきょくどうにもできないので自己嫌悪におちいっていた。

でも、自分に繊細な気質が備わっていることを知り、プロセスに時間をかけるスタンスはそのままでもいいんだと思えた。

少し悪く言えば、変えようにも変えられないというあきらめの気持ちもあったかもしれないが、同時にホッと安心できたのである。

ありのままの自分を否定していた自分とサヨナラできたので、本来の自分がのびのびと元気を取り戻したという感覚だった。

「特殊スキル」に気づいて気分が上がる

生き物のなかで少数派の特殊な気質が自分に備わっていると思うと、自分は尊い存在だと思えた。

考えてもみてほしい。自己肯定感が低く、自尊心も乏しい性格であった私が、「あなたは全人類の15〜20%にしか該当しないセンスの持ち主だ」と言われたら、なんだか少し得意げになってしまうのも無理はない。

ニュータイプ⋯

フォース感応者⋯

覇気の使い手⋯

SF映画やマンガの登場人物に自分を重ね、特別な存在になれたような気がしてうれしかった。

つまり私は自分の承認欲求が満たされて満足していたのだと思う。

何歳になってもスーパーヒーローへのあこがれは消えないものだ。

他人と比べて気持ちが落ち込まない

他人にできて自分にはできないことがあるように、自分にできて他人にはできないこともある。

繊細さんは5人に1人という話はこの記事でも何回かお伝えしているところだ。

周囲の人間にできて自分1人だけが苦戦するというケースは子どもの頃からたくさんあった。

小学校の図画工作で版画の作品を作ったときもそうだった。

作るのが遅くて、他の教科の授業中も私1人だけ版画の制作に取り組むことになったのである。

最後まで作品を作り上げられるようにと先生が計らってくれたことはもちろん感謝している。

でも自分が少数派であるというだけでも不安になるのに、加えて大多数ができて自分だけできない経験が増えていくと劣等感の塊のような人間ができあがる。

雪の斜面を転がる雪玉のように、最初は手のひらサイズの小さい玉でも、色んな「できない」を重ねるごとに劣等感の塊は大きく強固なものになっていく。

気づいた頃にはカッチカチの雪山サイズの劣等感玉のできあがりだ。

劣等感玉ってなに?元気玉みたいに言うな。

ただ、版画の作品のエピソードも「自分は作業が遅い、ダメなやつだ」ととらえもできるし「納得いくような作品をあきらめずに最後まで根気強く作ることができた」と考えもできる。

作品の構成について深く考え、細部にまで気を配り、こだわり抜いた結果、時間がかかっただけのことなのだ。

HSPの概念について知ったいま、過去・現在のあらゆる生きづらさに対してそんなふうに捉え直して考えられるようになった。もちろんすべてに対してやってる余裕はまだないが。

こんなふうに過去の経験を肯定的に捉え直すことを、認知療法の用語でリフレーミング(捉え直し)というらしい。アーロン博士の本に書いてあった。

そうしてバカでかサイズの雪玉もとい劣等感玉を、ゆっくりゆっくり溶かしながら生きている最中なのである。

自分には良いところも悪いところもある。それでいい。

生きてりゃいろいろあるけれど、なんやかんやで自分は自分のままでいい。

日常になんとなく閉塞感ややりがいのなさを感じていて、うまくいえないけどこのままの自分じゃいけない気がする。特に社会人になってから、私は漠然と、しかし明確にそう思いながらすごしていた。

お金に困ってるわけでもない。

特別体調が悪いわけでもない。

仕事もある。

確かに友だちは少ない。片方の手の指の数で十分おさまる人数。でもそんなに気にしてないからほっといてくれ。

じゃあ私は何が欲しかったのか。

「ズバリ!それは承認欲求でしょう!」

そうなのだ。いま丸尾君(本名:丸尾末男)が言ってくれたように、私は認められたいという欲求が不満だったのだと思う。

ちなみに丸尾君の好きな食べ物は「びわ」「ザルそば」「天ぷら」だそうだ。ザルそばは私も大好きだ。今日のお昼はザルそばに近所の万代(スーパー)で買った天ぷらを添えて、びわのことを考えながら食べるとしよう。

それも他者から認められたいというよりも、自分で自分を認めてあげられていなかった弊害ではないかと思う。

他者と比較して、自分の感性が少しズレていることがわかっていて、それは自分が悪いし自分を変えないといけないと思っていた。

自分に悪いことをしてしまっていたと思う。

「繊細さん」であるかどうかにかかわらず、他人との間にちがいはあるものだし、自分には長所も短所もある。

それでいいのだ。

【まとめ】自分を知って元気になろう

繊細な気質を持つ人がのびのびと元気に生きる方法をお伝えしてきた

その方法は⋯
  1. HSPの性質を知る
  2. 自己テストで自分がHSPかどうかを知る

HSPに特徴的な性質としては以下の4つがある

HSPの4つの性質(DOES)
  • D⋯深く処理する(深く考える) Depth
  • O⋯過剰に刺激を受けやすい Overstimulation
  • E⋯感情反応が強く、共感力が高い Emotional & Empathy
  • S⋯些細なことにも気づく Sensing the Subtlety

HSPの提唱者であるアーロン博士は、繊細な気質を持つ人の根底にはこの4つの面が必ず存在すると述べている

DOESの性質に当てはまるかもしれない⋯

自分がHSPかどうか知りたい⋯

と思ったら、ぜひアーロン博士が作成したHSP自己テストを受けてみることをおすすめする

2010年に経営危機にあったUSJへ転職し、独自の戦略と革新的なアイディアで来場者数を700万人から1,500万人へと増加させるなど、経営再建に大きく貢献されたマーケティング戦略家の森岡毅(もりおかつよし)さんをご存知だろうか?

彼は著書「苦しかったときの話をしようか」で、人生の方向、自分の特徴、強みと弱みを知り個人がキャリア戦略をつくる道筋を語るなかでこう述べておられる。

ナスビは立派なナスビになろう!

決して下ネタの話ではない。

これだけではなんの話かよくわからないと思うので、もう少し追加で引用させていただく。

ナスビがナスビだとわかっていることは非常に大切だが、実はそれが一番むずかしいのだ。人のことは比較的よくわかる。でも、自分がナスビなのか、トマトなのか、キュウリなのか、タマネギなのか、そもそも何を目指すのか、何がしたいのか、そういうことが全くぼんやりしたまま二十数年を過ごしてしまうのが典型的な日本人だろう。

そう

野菜の話である!!

いや、悪ふざけはこのぐらいにしておいて⋯

つまり本当の自分は「ナスビ」なのに、それに気づかず鮮やかな赤に魅力を感じて「トマト」にあこがれてみたり、細長くスラッとした「キュウリ」になろうとしたり、そういう考え方では苦悩の多い毎日を過ごすことになる。

どう頑張ったところでナスビはトマトにもキュウリにもなれないからだ。

ナスビは紫色のまるまる太った立派なナスビになることに全力をそそげばいい。

見た目だけでなく、人間であれば性格やモノの考え方に関しても同様のことが言えると思う。

いまはSNSで他人のキラキラ人生をかんたんに垣間見ることができるせいで、外の世界に興味やあこがれを抱きがちだ。

それ自体は悪いことではない。

しかし、自分がナスビであることを無視してトマトやキュウリになろうとしていないだろうか?

いや、それ以前に自分がナスビなのかどうかもわからない人がほとんどではないか?

繊細さんであるかどうかにかかわらず、まずは自分の内側に興味を向け、自分自身について知ることを強くおすすめする。

私が実践した具体的な方法についてはこちらの記事にまとめている。

あわせて読みたい
【自己受容】ありのままの自分を受け入れて劣等感と仲良くなれた3つの方法
【自己受容】ありのままの自分を受け入れて劣等感と仲良くなれた3つの方法

それからさきほど紹介した森岡毅さんの著書「苦しかったときの話をしようか」は、どんな職業が自分に向いているのか悩んでいる人には一読の価値ありである。

強みの探し方とその強みを活かせる仕事を具体的に紹介してくれている。

野菜の話をよりクリアに自分事として受け止めてもらえるだろう。

ありのままの自分で元気に生きていける人が少しでも増えてくれたら幸いである。

ABOUT ME
Cくん
Cくん
凡人HSP
38歳凡人繊細人間。正体不明の生きづらさに呪われ、あわやダークサイド転落寸前で自分の特別なセンスに気づいて生還。HSP気質をアンテナにして、「モヤモヤ」「イライラ」「キラキラ」など「こころ」が動いた日常のできごとを書いています。書いて消化しないと病む性質。バツイチ再婚子持ち看護師。大切にしてるもの→美徳・ありのまま・信念・興奮。
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